『ナナカマドの咲く頃。』

1,540円(税込)

購入数

塩沢みどり 監修 中川奈美 著 (原書房)

書評
―致知 2001年11月号―
 本書は、重度の脳障害を持つ塩沢早穂理さんとご両親、彼らを取り巻く人々の物語『早穂理。ひとしずくの愛』の続編。障害を持つわが子への苦悩や葛藤、喜び、感動を繰り返しながら辿り着いた人生の真実を、「水輪」という禅や瞑想の勉強会で伝える母・みどりさん。妻と娘を全身全霊で守る父・研一さん。本書は早穂理さんの二度の入院を軸に、研一さんの手術や大切な仲間の死、スタッフたちの「水輪」に寄せる思いが描かれ、彼らの生きることへの純粋さ、懸命さに心打たれる。「水輪」に集う人々が心の葛藤から解き放たれ、再び人生と真剣に向き合っていく姿を見るとき「幸せも不幸せもみんな自分が創りだしている」というみどりさんの言葉がストレートに心に響いてくる。